山主の一番目の弟子が身延山信行道場に入りました。
8:00
信行道場前庭に緊張の面持ちで道場生53名が集合。一人ずつ点呼を受けながらお堂の中へ、全員が堂内に入ると担当のお上人から結界が告げられ、前庭より結界の外へ退くこととなる。いよいよ35日間の修行の始まりである。
これからは毎朝の総本山久遠寺の朝勤や御廟所(日蓮聖人の墓所)参拝など、結界の外へ出ても笑顔や談笑することが許されず、9月8日の閉場式まで過ごさなければならない。
この信行道場は、日蓮宗の僧侶となるためには必ず通らなければならない関門である。無事成満の暁には、晴れて日蓮宗の僧侶である資格、准講師の僧階が与えられる。
10:00 祖師堂
日蓮宗管長、身延山久遠寺法主、内野日総猊下御導師のもと開場式が祖師堂にて奉行せられた。訓育主任のお上人から、「僧侶の原石を預かった、これから磨き上げる」と力強く宣言せられた。御真骨堂前にて集合写真を撮り、唱題行脚にて御廟所を巡拝して信行道場へ整然と戻っていった。
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