日蓮宗の総本山である身延山久遠寺。その場所で今年も御年頭会に参加しました。日蓮聖人を祀る祖師堂にて法要が執り行われた後、身延山大学の講堂で新年祝賀会がありました。毎年雲雷寺からも住職や檀信徒と共に参加しています。
この御年頭会は、日蓮聖人が身延山に入山された翌年、建治元年(1275年)の正月に、弟子・信徒達が御草庵を訪れ、聖人に親しく年頭の賀詞を申し上げた後、聖人御導師のもと新年を言祝ぎつつ、妙法弘布・立正安国を祈り奉った事に由来しています。
以来、この年頭の祝賀慶事が吉例となって年々行われ、聖人御入滅後は、初のご命日の正月十三日を卜して、聖人のご尊霊に賀を献じ、忍難慈勝のご生涯を忍びつつ、妙法弘布・立正安国の祖願の達成を祈る御年頭の法会、すなわち御年頭会となって継承され、現在に至っています。